認証に「音」の”新時代”が到来!
日本初・音波通信認証技術「SmartSound Technology」が世界共通のプラットフォームに「ピットタッチ・シグマ」発売に先駆け、スタータープログラムを5社限定で無償提供
音を活用した独自技術で事業を展開している株式会社スマート・ソリューション・テクノロジー(東京都新宿区 代表取締役社長 山川進、以下、SST)は、対面近接通信において、スピードと高度な安全性を兼ね備えた音波通信認証技術『SmartSound Technology』の提供を開始します。また、2018年1月初旬に予定している次世代近接通信端末『ピットタッチ・シグマ』の発売に先駆け、『SmartSound Technology』に対応したサービスの普及促進をはかるため、2017年12月5日より、サービス事業者および機器ベンダー向けに本サービス・製品の導入支援を行う「トラストサウンドサービス スタータープログラム(以下、TSSスタータープログラム)」を、5社限定で無償にて提供します。TSSスタータープログラムは、「ピットタッチ・シグマ」「トラストサウンドサービス」を導入し、自社サービスの開発を行う事業者様向けの評価プログラムです。TSSスタータープログラムにより、スマートフォンアプリを活用した決済、会員サービス、ポイント等の販促サービスをはじめ、電子チケット、社員証、診察券など様々なサービスを提供する事業者およびPOS等の機器ベンダーは、評価用ピットタッチ・シグマ、評価用SDK、検証環境を3か月間利用することができ、『SmartSound Technology』に対応したサービスを効率的に開発、構築することができます。
技術提供の背景に、QRコードの「限界」
国内におけるスマートフォンの普及率が76%を超えた今、私たちにとってスマートフォンが生活の必需品であることは疑う余地もありません。そして、交通機関の利用から、データ交換、決済まで、スマートフォンによる近接通信が、生活のプラットフォームになりつつあります。現在、対面近接通信の一番身近な方法はQRコードやバーコードです。昨今、QRコードが、国内はもちろん、特に決済分野において中国を筆頭に急速なスピードで浸透しています。その一方で、QRコードが持つセキュリティ上の課題は深刻です。QRコードの弱点は、盗みやすく、改ざんしやすいこと。個人情報をやり取りする店舗で、この安全上の問題は死活問題になります。また、2016年におけるカード不正使用の被害額は国内だけで140億円。この数字は年々増加傾向にあります。今後、スマートフォン決済の普及を促進する上で、安全面の課題解決は急務です。それらの課題を解決するのが同社の独自技術であり、日本初となる音波通信認証技術基盤『SmartSound Technology』です。
全ては『音』が解決する
『SmartSound Technolog』の最大の特徴は、日本で初となる高度な認証技術です。人の耳に聞こえない音を利用した近接での独自通信技術を使って、一方向・双方向の安全な通信を実現します。また、認証データは暗号化され、人の耳に聞こえない音で通信するので、改ざんされることや情報を盗まれることはまずありません。「ピットタッチ・シグマ」は、『SmartSound Technology』を利用した一方向・双方向通信を搭載し、さらに、BLE(Bluetooth Low Energy、以下 BLE)、USB-HIDによる外部機器連携を実現、Beacon機能、FeliCaLite/Lite-Sの読取など様々な機能を実装し、スマートフォンを活用した決済・ポイント・会員サービス・電子チケットなど、顧客と店舗と双方向間のコミュニケーションをサポートします。ユーザーに求められることは、スマートフォンを『ピットタッチ・シグマ』にかざすだけ。店舗側のオペレーション効率も大幅に向上。「早くて安全」なコミュニケーションで、顧客満足や売上増に貢献します。
なぜ今、『音』なのか?
スマートフォンが生活をより便利にする一方で、グローバル企業による顧客の争奪戦が激化し、ユーザーの利便性が低下するという矛盾が生まれています。ここ数年で、赤外線通信からFeliCa、そしてBluetoothなど様々な規格が登場し、それらの規格を各種サービスがバラバラに採用した結果、ユーザーの使い勝手が悪くなっています。そういった事態も同社の『音の技術』が解決できます。「必要なのは、マイクとスピーカーだけ。このスマートフォンから絶対に無くならないライセンスフリーのレガシーを活用すれば、全てのユーザーに平等に利便性を提供できる」と代表の山川は話します。Google homeやSiriなど、時代はデバイスが持つ耳を活用する音の新時代に突入しています。そして日本初の技術、SSTの『SmartSound Technology』。この世界潮流にあって、SSTはこの対面近接ソリューション技術をオープンに、世界共通プラットフォームとして幅広く公開していく考えです。
【 ピットタッチ・シグマについて 】
ピットタッチ・シグマは、音による通信によりスマートフォンに対応し、またICカードにも対応可能なスマート端末です。Bluetooth、USBによる外部機器連携にも対応します。トラストサウンドサービスとの連携により高度なセキュリティに対応、あらゆるニーズに応えます。
《 ピットタッチ・シグマの特長 》
- 音波通信によりほぼ全てのスマートフォンに対応
- 一方向・双方向の音波通信
- USB-HIDによるPC、POSとの連携が可能
- FeliCa Lite / Lite-S対応
- Beacon機能を実装
- トラストサウンドサービスと連携
- BLE対応、モバイルPOSなどタブレットとの連携が可能
《 ピットタッチ・シグマの仕様 》
外形寸法 | 74(W) × 21(H) x 130(D) mm (突起部を含まず) |
質量 | 100g(本体のみ、乾電池含まず) |
非接触IC | FeliCa Lite/Lite-S |
音波通信 | SSTouch、トラストサウンド |
インターフェイス | Keypadポート、電源ポート |
スイッチ | 電源 ON/OFFスイッチ x 1、設定用ボタン x 1(BLE簡単ペアリング用) |
ランプ | 底面側 : 1色LED×2個(赤 : Fatalなどのステータス用 緑 : BLEペアリング用) 天面側 : 1色LEDx4個(緑 : 四隅に配置、タッチ誘導用) |
電源 | AC 100V(専用ACアダプタを使用してください) または、単3電池3本 ※1 |
動作環境 | 0~40℃/30~80%RH(結露なきこと) ※2 |
保存環境 | -10~60℃/30~80%RH(結露なきこと) ※3 |
※1 単3アルカリ乾電池での動作確認を行っています。
※2 乾電池でご利用の場合は、乾電池の環境条件に依存します。
※3 保存するときは、乾電池を取り外してください。
【 トラストサウンドサービスについて 】
トラストサウンドサービスは、ピットタッチ・シグマと連携し、音波通信認証技術「SmartSound Technology」による高度なセキュリティ環境を提供する認証サービスです。通信対象機器・スマートフォンでトラストサウンドサービスをご利用いただくためのアプリ開発専用のSDKを提供します。
【 スタータープログラムについて 】
「ピットタッチ・シグマ」「トラストサウンドサービス」を導入し自社サービスの開発を行う事業者様向け開発支援プログラムをご用意しました。今なら、5社限定・無償でご利用いただけます。この機会に、未来の認証テクノロジー「SmartSound Technology」を是非、ご体験ください。
<スタータープログラムの対象>
スマートフォンおよびICカードを活用した決済・会員・販促サービスをはじめ、電子チケット、社員証、診察券などのサービス、および、POS等の機器と連携したサービスを提供する事業者
- サービス事業者
- システム構築、提案を行うシステムインテグレーター、アプリケーションベンダー等の事業者
- 機器ベンダー
<スタータープログラムの内容>
ご利用期間3か月で、以下を無償でご提供いたします。
・トラストサウンドサービスSDK(評価用)
・トラストサウンドサービス検証環境
・ピットタッチ・シグマ評価機 1台
<スタータープログラムの期間>
2018年1月~2018年6月30日まで
<スタータープログラムのお申し込み方法>
下記ウェブサイトよりお申し込みください。
http://sstpf.sstinc.co.jp
*)FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式であり、ソニー株式会社の登録商標です。
*)「Bluetooth」およびBluetoothに関連する商標は、米国及びその他の国における米国the Bluetooth Special Internet Group(SIG)の商標または登録商標です。
*)「PitTouch」または「ピットタッチ」は株式会社スマート・ソリューション・テクノロジーの登録商標です。
*)「SmartSound Technology」は株式会社スマート・ソリューション・テクノロジーの登録商標(出願中)です。
*)「トラストサウンド」は株式会社スマート・ソリューション・テクノロジーの登録商標(出願中)です。
*)記載の会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。