ー 入社されたのは何年ですか?
2015年入社になります。
ー それまではどういった業界にいらっしゃったのですか?
IT系です、アプリ系の営業でした。ずっと無形商材の営業をしてきた点は変わっておりません。
SSTに入社したのは社会人10年目くらいで、それからまた10年くらい経ったことになります。
ー SSTで最初に取り組んだのは?
Zeetle CSです。完全にZeetle CSを営業するために入社したという形で、今も関わっている状態です。
10年の間、1つのアプリ担当を続けているというのは珍しいと思います。同じアプリが10年も続くということ自体が珍しいと思いますし、その間に大きな記録(累計1,700万ダウンロード達成)も経験しました。
ー SSTに入社するきっかけというのはどんなものでしたか?
面接した時に話を聞いたZeetle CSが面白いなと思ったのがひとつ、あとは「人」の魅力ですね。
すこし特殊な会社だなと思いました。自由な会社ではあるけれどその分個々人にもしっかり責任がある、といった話も伺いました。そうした会社の雰囲気も良かったですが、「この製品(Zeetle CS)を世の中に広めていくぞ!」という意思が明確に伝わってきたんです。 それまでの職場も自社アプリ開発してを売っていたのですが、SSTは製品にかける情熱が段違いでした。社長を筆頭にそういう熱が明確にありました。その熱量に惹かれて入社したという形です。
ー 実際に入社されて10年。いかがでしたか?
色々ありましたね・・・大きくは、3つの段階があったように感じているのですが、
まずはピットタッチシリーズやZeelte CSで会社を成長させて、上場承認までたどり着く数年。
その後コロナ禍となり、ビジネスのあり方が様々に変わった数年。
そして、スター精密グループに加わることになり現在に至るまでの期間。
目まぐるしくもあっという間、という感じでしょうか。
ただ、やはり10年間Zeetle CSという同じ製品を扱い続けてきたということは軸としてあります。
言ってみればお客さまと一緒に歳をとってきたという感覚があって、これはすごく「面白い仕事をさせてもらったな」と感じています。
ー これからもまだまだSSTで頑張られると思いますが、SSTの良さとは、どんなものだと思われますか?
難易度が高い事業だからこそのやりがいがある、というところでしょうか。
アプリは無形かつ新規性が高いので、売り上げの達成という原則的な部分は当然追いかけつつも、別の目線で「市場で自分たちのアプリが着実に成長していってるな!」と感じられた時の達成感というか喜びがすごく大きいです。
そしてやはり社内の「人」ですね。北海道の開発部門はもちろんのこと、東京オフィスにもスペシャリスト・・・プロの仕事人が多いな、というところです。すべての行動が「お客様第一」で徹底している人、誰よりも数字を持ってくる人、技術を「製品」に仕立て、どのように事業化するかという戦略が立てられる人、契約書のプロ・・尊敬できる仕事ぶりをされる人が多くて、そういった人たちがみなここでの仕事を楽しんでいる感じが好きです。そういったプロ意識の高い、強烈な個性を持っているみなさんに囲まれ、特に最初の数年は引っ張っていただいた感覚があります。
ー なるほど。今はもうKさんが「引っ張る側」になられていいらっしゃると思いますが、この後の展開をどうしていきたいですか?
お客様の声をよく聞いて、欲しいといわれるものをしっかりお届けする。これが基本なので、アプリをどんどん改善することでより市場に広がっていくということもあると思いますし、新しいアプリが生まれるということもあります。
実際Zeetle CSを10年ずっと扱ってきたことで、そこで信頼関係を築いたお客様との会話がヒントとなり新しいソリューションとして「キロクル」が生まれました。新しい切り口のアプリが今後も増えると、それを届けていくメンバーも多く必要になってくると思うので、営業チームを大きくできるように頑張りたいですね。
ー どんな方にSSTに加わってほしいと思いますか?
提供している製品はとてもいいものだという自負があるので、「よくないものでも売る!」といった、特殊なスキルはいらないと思います。それよりも、マインドセットが我々の方向性と合っているかですね。「我々は技術の会社である」ということがまずあって、自分たちの技術を形にすることで、世の中をより便利にしていく。次の世代の「なくてはならないもの」を提供していくんだ、というマインドセットです。
ー まさにコーポレートミッションの「技術を文化へ」ですね。
そうです。もう刷り込まれていますから。
でも、SSTの製品って、ピットタッチシリーズにしてもZeetle CSやキロクルにしても、お客様先で実際に使われている風景を明確に見られるものなので、IT系のなかではそういった「世の中に貢献している実感」のようなものを感じやすいと思います。今、アプリで言うと10年かけて育ててきたZeetle CSという「仕上がった」製品があり、キロクルという、Zeetle CSの10年から生み出された、今どんどん成長している製品があり、両方の面白さがあるかもしません。
ー Zeetle CSと歩んだ10年から、新たな相棒としてキロクルを迎えた形ですね。
そうですね。10年やってきて、ついに新しい製品ができたぞ、という喜びがあります。
長く伴走してきた思い入れとはまた違った、ゼロから育てていく感慨があります。SSTにとっての新製品というだけでなく、市場から見ても新規性が高い・・これまでにはなかったものだと思うので、何もない状態からひとつひとつ積み上げていっています。ニーズの声をあげてくださったZeetle CSのお客様だけでなく、販売パートナーさんにも好評で「一緒に売りましょう!」という声をかけて頂いていて、手応えはすごく感じています。キロクルもZeetle CSのようにしっかり育てていくのが楽しみです。