ー SSTを知った、また入社したいとおもったきっかけはどんなものでしたか?
私は学部卒業後そのまま大学院に進んだのですが、先に就職していた学部の同期のなかにSSTに入社していた人がいたんです。それが縁で紹介してもらい、会社見学に来たのがきっかけです。
そこで色々業務内容などを聞いて、会社の雰囲気も見て「いいな!」と思い、そのまま入社を希望して、決まったという形です。
ー 大学院では物理系、素粒子の研究をされていたそうですが、IT企業に入ってみようと思ったのはどうしてですか?
素粒子研究のほうを仕事にしていくとなると、大学に残って研究職になる以外にはあまりイメージがなかったんです。
研究職として大学に残るのも大変なことですし、それ以外にこの道で仕事をしていけるのだろうか…?と考えていました。
いっぽう、大学の前は高専だったんですが、高専時代は電気情報工学化だったので、電気系、情報系といったことに携われるのは面白そうだな、という気持ちがあったのと、SSTでは音波通信の技術も持っていて、それも新しくて面白そうだなと思いました。
ー なるほど。とはいえ、他の企業をもうちょっと見てみたい、なんて思いませんでしたか?
あまり思わなかったんですよね(笑)。SSTの雰囲気が気に入ってしまったんです。
ー それってどんな雰囲気でしょう?入社してみて、その雰囲気の印象は変わりましたか?
入社前の印象から変わっていませんね。
まず、だれとでも話しやすいですよね。複数の部署がありながらも大きな一部屋にまとまって座っている、みたいな要因もあるのかもしれませんが、先輩後輩関係なく、気軽に話ができて、質問できて、議論もできる。そういう雰囲気です。
ほかの会社のことはわからないのですが、いわゆる縦社会的な空気がかなり薄いのだと思います。
飲み会とかも…偉い人から声がかかったら参加しないと…みたいなことはなくて。ぜんぜんお酒を飲まない人もいますし。
SSTの場合は、上からじゃなく、若い社員から先輩にも声をかけてご飯に行ったりということもあったりして、すごく和やかです。
ー いいですね。今年6年目ということですが、入社から今まで、お仕事内容は変わってきてますか。
入社以来製品部所属なのは変わっていません。基本的にはハードウェア開発の部門なのですが、最近では音波通信系のプロジェクトにも参加していますし、ファームウェア開発の割合が増えてきました。
入社当時はちょうどピットタッチ・プロ3の開発中だったので、そのハード開発チームにアサインされ、回路図を書いたり、テストをしたり、ということが中心でした。軸足はそこに置きつつも、音波通信やファームウェアといった分野にも関与が広がっていきている形です。
どちらもやってみたいと思っていたので、希望どおりに守備範囲を広げています(笑)
ー 今後の希望は?
新しいハードウェアの開発が立ち上がった時に、ファームウェアの担当としてゼロから関わるというのをやってみたいですね。大きいプロジェクトで。
あとは音波通信のほうも、もっと中心的なメンバーとして…今は先輩方のアイデアやスキルに圧倒されているようなところがあるので、そこに少しでも追いつけるような成長をしたいと思ってます。
ー 長期的にはどんなキャリアを進んでいきたいですか?
SSTにはまだまだいたいと思っています。そのなかで、より自分ならではのプロフェッショナルな部分を磨きたいです。
「このことはこの人に聞かないとどうしてもできない」というような、より先鋭化した技術を身につけたいと思っています。
ー 会社の外ではどんなことをするのが好きですか?
普通にゲームしたりとか、YouTube見たりとか…そういうのはありますけど、
数学の勉強も好きだったりするので(笑)それをやってたりとか。あとは、仕事では自分で触れないような領域のファームウェアとか製品をいじりたくて、ドライバーを書いてみたりとか…(笑)
どうも結構、「下回り」が好きなんですよね、僕は(笑)。物理の勉強をしていたときも素粒子ですし、モノゴトの「下のレイヤー」的なものに個人的に惹かれるんですよね。なにかの製品が動いている、そのベースになっている部分、みたいなところに触れたいんです。なので、休みの時間も結局そういうことに興味が向いてしまうということでしょうね。
ー 「SSTどうかな?」と思っている学生さんにメッセージをお願いします。
自由な雰囲気、先輩と議論しやすいっていう話はさきほどもしましたけど、ある種大学の研究室的な気質があると思うので、そういう雰囲気が好きな人にはいいんじゃないかなとは思いますし、やっぱりハードからサーバーからソフトから一緒に扱っている会社って結構珍しいと思うので、いろいろな分野に興味があって、いろんなことやってみたいっていう人にはすごくいい会社なんじゃないかと思っています。