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「まずは
受け入れてもらえる」
という安心感があります。

社員インタビュー 02

S.S. 製品部

2017年入社

室蘭工業大学 工学部

「まずは受け入れてもらえる」という安心感があります。

ー Sさん、入社は何年でしょう。

2017年なので、もう8年目になっちゃいますね。

ー 出身は北海道ですか?

生まれも育ちもずっと北海道で。札幌です。大学は室蘭工業大学です。

ー なるほど。大学院とかも行かれたりしたんですか。

いや、私は学部卒です。
だから同じ部署のTくんは2年後に入ってきたんですけど、大学院卒なので、同い年なんですよ。

ー なるほど。就職活動では本州の会社も検討しましたか?

就活の時は道内で考えてましたね。本州は何回か旅行とかで行ったんですけど、やっぱり暑さとか湿気とかがあんまり合わないなっていう感じはしていて(笑)。それと転勤とかはあんまりしたくないと思ってたので、北海道で落ち着けるところがいいなと。

ー じゃあもう 基本的にSST「1本釣り」ですか?それともほかの北海道の企業も検討した結果ですか?

検討はしましたね。3社ぐらい受けるつもりで調査とかして。はい。
ただ、SSTを先に受けて。そしたら他の会社のエントリーシートを書く前に受かっちゃって、
すぐに採用の話が来たので、そうなると他はもういいかなってなっちゃって(笑)。

ー ちなみに他の2社はIT系でしたか?

私、機械だったんですよね、大学での専攻が。
だから選んでたところもなんかそんな感じのハードウェア開発系のところです。

ー なるほど。製品部の中ではこの7年どういうことを担当されてきたか教えてください。

1番最初は、社内で使うものを作るっていうことをやっていました。製品として世に出すもの以外にも、社内でテストをするときとかに、なんらかの作業を自動でやってくれたら嬉しいみたいなものがあったりするんですよ。
例えば私が作ったのは、ICカードを、ピットタッチ・プロにかざしてタッチする動作…これを何十日もずっとタッチし続けることでピットタッチの性能テストとかをするんですけど、それを人の手でやったらすごい大変なので、自動でモーターを動かして、何秒に1回タッチするみたいな 感じの機械を作ったのが最初です。世界中に聞いて回ったら同じようなニーズはあるのかもしれないですけど(笑)、まあニッチじゃないですか。なのでそういう地味な作業をこなしてくれる機械って、あんまり売ってないんですよね。なので、SSTの場合はそれだったら社内で作ろうみたいな感じで、どんどん作っちゃうんですね。開発の手法を学ぶ意味でも自分たちでつくる、という。

ー そういった社内でつかうツールの開発から入って
だんだん、本格的な製品開発へ進んでいったということですね。

そうですね。現行製品のピットタッチ・プロ3の開発には、イチから関わっていました。たぶん・・2020年くらいからスタートしたと思います。

ー その後も一貫して、ハードの開発に携わっているわけですね。

はい。基本的にはコードを書くのも好きは好きなんですけど、製品用にコーディングするよりも、プライベートで気楽に書いてる方好きかなという感じがしてるので(笑)、基本的に仕事ではハードかなと思っています。
もちろんハード開発が気楽ということでもないんですけどね(笑)。それこそソフトウェアと違う点として「あとから直す」ができなかったり、できたとしてもすごく大変なので…基板の発注とか、間違えたら何十万円も飛んでいくわけですから、ドキドキします。

部品って1個1個に説明書があるんですよね。データシートっていう。 それを読んで、内容に従って回路を作るんですけど、 その自分たちが想定しなかった動作があったりとか、その他の部品との兼ね合いで動かないとかっていうのもあったりとかして、誰に責任を負わせていいかわからないみたいな状態が発生するわけです。

データシートも多くの場合全部英語なので、単純にちゃんと読めてなくて、実は書いてたけど気づかなかったとかっていうことも あります(笑)。なので、本格的な基板制作に入る前に自分たちで該当の部品を買ってきて・・試作用の銅板みたいなのがあるんですけど、それを削って、配線みたいなものを作って、評価用の基板みたいなのを作るんですよね。それで、実際に動かしてみて、ソフトウェアでいうデバッグみたいなことをして、で、この回路でいいかとか、なんか抵抗をいじってみたりとか色々するんですけど、とにかく全体像を設計する時に1回全部試作テストをして、で問題なかったら本番用の回路図に起こして生産に進む、みたいな感じでやっております。

まさに石橋を叩いて渡るみたいな感じで、もうこう、すごい確認、確認!しながら、進めてくみたいな。地道なプロセスが多いですが、そういう細かいことを地道に詰めていくのが好きでもあるんです。

ー 学校の同級生の人たちとかも結構そういうハード系エンジニアになった人が多いですか?

大学で私がいたのは機械学科なんですけど、エンジニアといってもITとはちょっと違って、機械系の人は結構クルマ関係とかですね。エンジンとか、もっとがっつりマシン系に行く人が多くて。あとは、工場とかの方面に行く人の方が多いですね。
なので今やっているような電子工学的な開発というのは大学では学んでいなくて、SSTの面接の時に、全然なんも知らないんですけどって言いました(笑)。

ー 受けてみようって思ったのは、どういうなんか理由だったんですか。

北海道にある企業って、下請けとかも結構多くて、高度なプログラミングとかやってたりとかしてても、それでも立場としては下請けでやってるとかっていうところが多い印象だったんですよね。そんな中でSSTは自社開発でやって、で、ソフトとかアプリとかだけでなくハードとかも全部1社でやってるみたいな感じであって、それが結構魅力的に見えた、というのが大きいですね。

ー 同級生が進んでいったような、マシーン系の自社開発の会社に行ってみようとは思わなかったんですか?
電子の方にもう興味がシフトしていたとか?

いや、その時は具体的にハードがやりたいとかまでも思っていなくて、とりあえず、何かしら「もの作り」ができるような会社がいいなって思ってたんですよね。営業とかより技術の方でやりたいと思ってて。なので、そこまで具体的になにか考えてたわけではないんです。

ー SSTに縁があって、ほかの2社へのアプローチは途中でやめてしまったということですが、
それらはどんな会社だったんですか?

もっと機械寄りだったと思います。なんだったかな。ちょっともう忘れちゃったんですけど、 除雪機とかそういう系の会社とかだった記憶があります(笑)。

ー よほどSSTで合ってるぞと感じて忘れてしまったんですね(笑)。 なるほど。
では今はもう楽しくやってる感じですね!

はい(笑)。日々、難しいなーとは思いながらも楽しんでます。

ー ちなみに、お仕事の時間以外はどういうことするのがお好きなんですか?

プログラム書いてるかもしれないですね…。ウェブページとかを作って、ちょっとなにかしらにとって便利なウェブページとかを作って、友達と共有して、使ってもらおうとかそういうことをやってます。

ー 仕事を離れても開発してるんですね(笑)。

そうですね。仕事とは結構内容は違いますけど。

プログラミングはPCひとつあればできるから、それが気楽なんですよね、思い立ったらすぐできるっていうところで、プライベートではそっちばっかりやってるっていう(笑)。

ー SSTには、どんな人が向いてると思いますか?

そうですね…私自身、大学生時代にSSTの業務に関わるような内容の勉強をしてたわけじゃないので、多分そういう知識とかはあんまりなくてもいいと思うんですよね。イチからスタートで問題ないです。私も大学の時はプログラミングしたことなかったぐらいだったので。

ものづくりって、うやむやにできないことが多いんですよ。「まあいっか??」みたいな(笑)、そういうことはハードウェアでは特にですけど、できない。だから、仕事を進めているときに「ちょっと変だぞ?」と思った時に、これはどうしてなんだろう。っていう風に考えられるというか、突きつめていける人の方がいいかなと。
あとは、もう8年目とかになりましたけど、今でも全然知らないこととかたくさんあって、ずっと勉強しながらやってるので、新しいことをどんどん学んでいくことが嫌じゃなければいいかなとは思いますね。

ー SSTってどういう会社ですか。

技術者にとっては気楽っていうか、すごくやりやすい場所だなと思います。
誰にでも話しかけやすい…わからないことや疑問に思うことをお互いにどんどんぶつけて解決していくようなことが気軽にできる雰囲気があります。
意見も言いやすいと思います。私自身は、入社当初は、上司や先輩から言われることをそのままやるみたいな感じだったんですけど、それは「こうしなさい」という相手の出方が強かったわけではなくて、単に自分自身の考えというのができていなかったために「言われたとおりにやっておけば間違いないんだろうな」と思ってしまっていたんです。

ー 1年目でいきなり意見を言えって言われたとしてもね、ちょっと困っちゃいますもんね。

もちろん、先輩や上司も私がやってること全部見てくれているわけじゃないので、 私の話を通して理解するしかないケースとか、ポイントポイントで見るだけだったりすることもあるので、アドバイスいただいてもやっぱりちょっと違うこと言っちゃう時もあるんです。そういう時でも「最終的に困るのは(実務担当者である)自分だ」思うようになってからは、自分の意見を出し惜しみせず全部伝えて、返してもらったアドバイスについてもちゃんと話し合って吟味して、納得のいく方向性を見出す、っていうことができるんですね。
どんな結論になろうとも、まず「自分の意見を受けとめてもらえる」という安心感があるので、自分の思ったことを伝える上でのハードルがすごく低いんです。

あとは、いわゆる理系のタイプの人にとって…いや、いろんなタイプがいるとは思うんですけど(笑)、しょっちゅう「飲み会だー!」とか「仲良くしよう!」みたいな圧が苦手な人でも快適に過ごせる環境だと思います。