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やろうと思う
気持ちがあれば、
どんな人でも大丈夫

社員インタビュー 06

S.T. 製品部

2002年入社

北海道大学 大学院理学研究科

やろうと思う気持ちがあれば、どんな人でも大丈夫

ー Tさんはいつ入社されたんでしょうか。

2002年に、SSTの前進であるB.U.G.に入社しました。で、会社が森精機のグループになり、そしてSSTになり…という流れです。なので、「SSTの新卒」ではないんですが、新卒として入社した会社にずっといるということになります。

ー なるほど。大学は北海道ですか。

そうです。北大ですね。

ー 大学院にも行かれて?

行っちゃいました。はい。修士までです。

ー 就職活動の経緯というのは?

その時は私、理学部の化学科にいて生物化学の研究室にいたんですよね。で、当時はDNAとか…遺伝子組み替えてどうのとかっていう方に興味があったんで、そういうのをやってたって感じですね。
バイオケミストというか。

ー なるほど…ではTさんもいわゆるIT系の研究をしていたわけでは
ないということになりますが、B.U.G.(のちのSST)に入る
きっかけというのはどのような…?

うーん、元々はITに業界にそれほど興味があったわけではないんです。生物化学をやっている学生として、その流れをそのまま進んでいくと、多くの同期は創薬系、お薬を作るほうに行くんですよね。ただ、私その方向にはあんまり興味が持てなくて、ちょっと業界変えたいなっていうのがあって、色々探していた、どうしようかなって言ったうちの1つがB.U.G.だったという形です。あと大きな点としては、姉が先にここに入社していたんですよ(笑)。で、姉から話はなんとなく聞いていたんです。そこから…なんというかいい意味で「普通の会社じゃない」みたいな雰囲気は感じてたので、もし、札幌に残るんだったら、B.U.G.がいいのかな、みたいな感じで。元々、札幌に残る気もなかったので。

ー そうなんですか!今回のインタビュー、札幌、北海道から
絶対出たくないっていう人ばかりなんですけど(笑)、Tさんはそうではなかったんですね。

そうなんですよ。私、なんだかんだでずっと札幌から出たいってずっとチャレンジしてて、だから大学受験もですね、北大に行くつもりなくって、道外に行きたいってずっとチャレンジしてるんだけど、色々あって結局北大に行ってしまったとかで(笑)。

就職活動の時期になり、今度こそ北海道出るぞ!と思っていました。当時は就職超氷河期みたいな時代だったのですが、その頃、調香師=食べ物の香料とか、なんかそういうのを作る人になりたいなと思って、香料会社とかをターゲットにしていたんですけど、全滅して(笑)。
いちおう選考が進んでいる会社もあったんですが、志望と全然違う仕事をしなくちゃならない。
道外に出たいとはいえ、そこまで無理して出てもなあ・・という気になってきちゃったんです。そこで、姉から聞いて好印象を持っていたB.U.G.のほうがいいんじゃないかということで、入社しました。

ー 北海道に愛されてますね(笑)2002年に入られて、どういう業務をやられてきたんですか。

ソフトウェア開発部の配属になってファームウェアを書いていました。
IT系っていうのはイコール、プログラムする人っていうイメージしか持っていなかったんですが、新人研修の時に、プログラムはもちろんありしたが、ハードウェアの講習もあって、それがすごく面白かったんですよ。でも最初はハードウェア開発部ではなくソフトウェア開発部でした。

そのあとしばらくしてから新人歓迎会をやってもらったんですが、その時先輩に「うちのチーム第1希望だったの?」って言われて、「いや、違うんです、ほんとはハードウェアのほうに行きたかったんです!」と言ってしまったらしいんですね(笑)。そうしたらその話がハードウェア部門のほうに伝わって「じゃあハードウェア系の仕事ができたら振るね」ということになり、所属部門はそのままに、だんだんハードウェア関係の仕事がもらえるようになったんです。そうしたらだんだんハードウェアの仕事のほうが多くなってきて、じゃハードウェア部門に移ろうか、となってそこからはずっとハードウェア畑ですね。
まさか飲み会でクダを巻いた結果、そのあとの20年の方向が決まるとは思いませんでした(笑)。

ー そのまま製品部(ハードウェア開発部門)の部長になられたわけですもんね(笑)。

はい。話を聞いてくれたあの時の先輩に感謝です。

ー ハードウェアの面白みっていうのは、Tさんから見たらどういうことなんですか。

なんでしょうね…難しいんですけど、なんかこう「物事が動く根幹」に関わる感覚というか…。
大学時代、理学部での研究は「なぜそれがそう動くのか」「生命活動はどう維持されてるのか」っていうのをミクロの世界で見るというものだったのですが、私の興味の根幹にそういう「目の前のものが生きている、動いている根幹の仕組みを知りたい」というようなことがあるんだと思います。
もちろんソフトウェア/プログラミングの世界でも「なぜ動くのか/動かないのか」という話はありますが、それはコンピュータというバーチャルな環境の中でのことなので。
自分の場合はむしろ、そのコンピュータ自体はどうやって動くのか?というほうに惹かれるんですよね。

ハードウェアの設計するとなると、たくさんICを使うことにはなるんですけど。そうしたパーツごとに「データシート」という資料があるんですね。このチップはこういうふうに動くんですよ、という仕様が書いてあります。それを読み込んで、いろいろな機能を理解して、そのたくさんの機能を組み合わせたら、こんなものができるんじゃないか?と言う感じでものを作っていくのがすごく面白いんです。

ー この先のキャリアも基本的にハードウェアまっしぐらですか?

とは思ってますけどね。他の何かやってって言われたら、ちょっともう無理じゃないですかね(笑)。

ー いやいや、そんなことはないと思いますよ。ちなみに、
そのお仕事以外の時間はどんな過ごし方をされていますか?
やっぱり何か作ったり?

いえ!私の休みはもう全てゴルフで。

ー なんと、SSTにもアウトドア派がいた!(笑)

ゴルフ大好きです。
最近会社でカーリングをやろうということでサークル的なものを作りましたけどね。冬になって雪が降ったらゴルフできなくなっちゃうので。でも、それもゴルフを思いっきりやるための体力維持という側面が強いです(笑)。

ー 働く環境としてのSSTについてはどうですか?
他の皆さんはみんな「ホワイト企業です!」とのことなんですが。

そうですね、今はほんとにそう思います。
B.U.G.の頃は、8時過ぎても仕事するみたいなことは珍しくなかったんですけど、今はもう全くないですね。
あと、女性としてやりやすいとは思います。女性だからこれこれをしなさい、とか、女性だからこれはできない、とかって言われたことはないですね。
雰囲気も大学の研究室に近くて…恥ずかしいんですけど、22年社会人やっても、たまに「学校に行く」って言ってる時ありますから(笑)。

ー 仕事環境がストレスフルなものだったら、 さすがにそういう言葉は出てこないでしょうね。

そうですね。こういう雰囲気はこのあとも残していきたいなと思います。

ー SSTにはどんな人が向いてると思いますか?

やろうと思う気持ちがあれば、どんな人でも大丈夫なんじゃないかなとは思いますよね。SSTは人数が少ないのがいいところのひとつと思っていて。
社員それぞれのキャラクターっていうのがみんなわかるじゃないですか。だからもそれに応じてみんな対応してくれるっていうところはあると思うんですよね。
だから、多分どんな人でも大丈夫で、ただ「やります、やりたいです」っていう気持ちなのかなとは思いますよね。